• 印刷する

重要サプライチェーン強化へ 英、輸入品リスク特定=新戦略

英国政府は17日、重要なサプライチェーン(供給網)を強化するための新たな政策を打ち出した。紅海航路での商船襲撃といった問題が発生し、地政学的リスクが高まる中、重要な輸入品に対するリスクを特定する狙いがある。民間を含む専門組織も立ち上げ、官民総出で対策に乗り出す。

政府は問題発生時に企業が迅速に報告するための体制を構築する計画で、これが「重要な鉱物や半導体、医薬品の供給確保に役立つ」としている。

民間企業と連携して、リスク軽減やサプライチェーンの改善を模索するための「重要輸入品協議会」を新たに設立することも決めた。

ガーニ次席商務相は声明で、「英国が機能するための物資の供給を、行動が予測できないパートナーに頼らずに済むような体制を整備していく」と述べた。

英政府は現在、電気自動車(EV)などに使用される重要鉱物の供給確保に向け、米国など同盟国に緊密な連携を要請している。将来の自由貿易協定(FTA)においても、サプライチェーンを念頭に置いた交渉を行っていく考えだ。


関連国・地域: 英国
関連業種: マクロ・統計・その他経済政治

その他記事

すべての文頭を開く

ルノー、英国でサイバー攻撃 顧客情報流出=生産には影響なし(10/06)

当局、首都中心部と空港結ぶ鉄道計画を承認(10/06)

英、レーザー検知技術を開発=衛星妨害対策(10/06)

財務省、新規上場株式の印紙税免除へ(10/06)

BP新会長、さらなる資産売却を示唆(10/06)

英、風速低下で風力発電量が減少=報告書(10/06)

ユーロ圏総合PMI、9月は上昇=確定値(10/06)

「文化拠点」再開発の狙い <独自>三菱地所、英社長に聞く(10/03)

英企業の雇用、低迷続く=中銀調査(10/03)

英、難民の永住に条件=密航誘因に対処(10/03)

すべての文頭を開く

※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社NNAは一切の責任を負いません。

の記事は有料サービスご契約者様限定記事です。契約すると続きをお読みいただけます。契約されている方は、画面右側にある各種ログインからログインください。
無料トライアルはこちら
購読申し込みはこちら

NNAからのご案内

各種ログイン