ドイツ連邦統計庁は15日、2023年の国内総生産(GDP、稼働日数調整済みの速報値)が前年比0.1%減少したと発表した。長引くインフレや、エネルギー価格の高騰、外需の低迷などが響いた。マイナス成長は市場予想通りだった。
23年のGDPは稼働日数調整前では0.3%縮小している。
現時点で入手可能なデータによると、23年第4四半期(10~12月)のGDP(季節要因・稼働日数調整済み)は前年同期比で0.3%縮小した。
中銀のドイツ連邦銀行は昨年12月に発表した月報の中で、外需の低迷が産業の足かせとなっていることに加えて、個人消費も依然として低迷していると指摘。24年は弱い回復になると見込んでいる。
第4四半期GDPの速報値は1月30日に発表される予定。
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