ドイツ連邦ネットワーク庁(BNetzA)は3日、2023年の総発電量に占める再生可能エネルギーの割合が55%になったと明らかにした。22年の48.4%から拡大し、初めて半分を超えた。政府は30年までに再生エネのシェアを80%に高める目標を掲げており、これに近づいた格好となる。
再生エネを種類別に見ると、風力発電は総発電量の31.1%を占めた。太陽光発電は12.1%、バイオマス発電は8.4%、水力・その他再生エネ発電は3.4%だった。
再生エネによる発電量は合わせて251.2テラワット時と、1年前から7.5%増加。設置容量の拡大や良好な天候が後押しした。
一方、従来型エネルギーの総発電量は197.2テラワット時と、24%減少している。
ハーベック副首相兼経済・気候保護相は、再生エネの割合が50%を突破したことについて、「プロジェクトの立ち上げや承認を簡素化する政策の効果が出始めた」と満足感を示した。[環境ニュース]
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