• 印刷する

英、国境炭素税導入へ 鉄鋼など対象=27年までに

英政府は18日、2027年までに鉄鋼製品などの輸入に炭素価格を課す「国境炭素調整メカニズム(CBAM)」を導入すると発表した。二酸化炭素(CO2)排出規制の緩い国からの輸入品に国内生産時と同等の炭素価格の支払いを求め、こうした国への生産移転の阻止を図る。

対象となるのは、炭素排出の多い鉄、鉄鋼、アルミニウム、肥料、水素、セラミック、ガラス、セメント分野の製品。炭素価格の徴収がないか金額が低い国から製品を輸入する際、英国の炭素価格との差額の支払いを求める。対象製品リストを含む詳細などは、来年にさらなる意見公募を経て検討される見通し。

政府はこのほか、顧客に低炭素製品を訴求するために企業が活用できる自主的な製品規格の制定に向け、産業界と協力する方針を発表。将来的な脱炭素化政策を支えるため、製品中の炭素含有量を測定する枠組みの策定にも動く。また、生産拠点の国外移転を防ぐため、英国排出権取引制度(UK―ETS)の無償排出枠の割り当てを調整することも検討している。[環境ニュース]


関連国・地域: 英国
関連業種: マクロ・統計・その他経済

その他記事

すべての文頭を開く

JLR、8日から生産再開 中部2工場から段階的=物流も(10/08)

英政府、住宅売買制度の改革案を発表(10/08)

ハリファックス住宅価格、9月は0.3%低下(10/08)

建設業PMI、9月は上昇も分岐点割れ(10/08)

英化学イネオス、独の生産2拠点を閉鎖へ(10/08)

日立レール、英工場を初公開 <独自>近代鉄道の誕生200周年(10/07)

高級車JLR、エンジン工場が稼働再開(10/07)

スターマー首相、インド公式訪問=8~9日(10/07)

新車登録台数、9月は13.7%増加(10/07)

中国BYD、英が国外最大市場に=販売10倍(10/07)

すべての文頭を開く

※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社NNAは一切の責任を負いません。

の記事は有料サービスご契約者様限定記事です。契約すると続きをお読みいただけます。契約されている方は、画面右側にある各種ログインからログインください。
無料トライアルはこちら
購読申し込みはこちら

NNAからのご案内

各種ログイン