ドイツのイエーガー駐ウクライナ大使は、ウクライナの電力網の修復と近代化のため、同国の国営電力会社ウクルエネルゴ(Ukrenergo)に3億ユーロを超える支援を提供すると発表した。ドイツはすでに、ウクライナのエネルギーシステム支援に6億2,500万ユーロ以上を拠出。さらなる資金援助も計画している。
イエーガー氏は、修復に多くの支援が必要だとする一方、分散型エネルギーの開発援助を拡大する方針を示した。ドイツはこれまで、ウクライナのエネルギー部門に対する国際支援のために設立されたエネルギー支援基金に2億ユーロを拠出。同基金に最も貢献している。
同氏は今回、ウクライナのハルシチェンコ・エネルギー相と会談。25日にドローン(小型無人機)攻撃を受けた首都キーウのエネルギー部門の状況について協議した。
ハルシチェンコ氏は、ドイツからのエネルギー機器提供や、エネルギー支援基金への最大の貢献に謝意を表明。また、エネルギーインフラを守る最善策は防空用装備だとして、ドイツからの軍事支援についても感謝を伝えた。
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