ドイツのエネルギー大手RWEは28日、2024~30年に再生可能エネルギーやグリーン技術に550億ユーロを投資すると発表した。30年までにグリーンエネルギーの総設備容量を現在の35ギガワットから65ギガワット以上に引き上げる。
550億ユーロのうち40%は陸上風力発電および太陽光発電、35%は洋上風力発電に投じる。残り25%は、蓄電システムや分散型電源、水素などのグリーン技術に振り向ける。地域別では半分以上を欧州でのプロジェクトに使う計画で、うち110億ユーロは足元のドイツでの投資を予定する。米国には200億ユーロを投じる方針だ。
一連の投資により、陸上風力発電の設備容量は現在の8.6ギガワットから向こう7年で14ギガワットに増える見通し。洋上風力発電は3.3ギガワットから10ギガワット、太陽光発電は3.9ギガワットから16ギガワットにそれぞれ拡大するとしている。
RWEはさらに、EBITDA(利払い・税引き・償却前利益、特別損益除く)は30年に90億ユーロ超に拡大するほか、純利益も年平均で12%伸びると予想。また、同年までに毎年5~10%の増配を予定する。[環境ニュース]
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