ドイツのショルツ首相は22日、イタリアのメローニ首相との間で、両国がエネルギー分野などで協力関係を強化することで合意した。ロシアによるウクライナ侵攻を契機に、エネルギーの供給確保が一段と重要になっており、両首相は2国間を結ぶガスと水素の輸送パイプラインの建設などに連携して取り組んでいく方針だ。
ショルツ首相は共同記者会見で、「長期的な供給安全保障を強化するため、エネルギー分野での協力を拡大したい」と強調。その上で、「アルプスを横断する新しいパイプラインで、両国の供給体制の安全性を高めたい」と述べた。
両国は、新たなパイプライン計画について調整を進めており、遂行に向け「早期に協定を締結したい」(ショルツ氏)考えだ。
今回の合意では、同計画のほか、環境対応や安全保障、不法移民への取り組みなどの分野で緊密に協力する方針を決めた。
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