• 印刷する

独、産業向け電力料金補助へ 製造業支援=最長2028年まで

ドイツ政府は9日、産業向けの電気料金補助について連立政権内で合意に達したと発表した。エネルギー集約型企業を中心に今後5年間にわたり支援を提供し、国内製造業の競争力を高める。支援額は来年だけでも120億ユーロに達する見込み。

新たな支援策では、製造業の全企業を対象に電力税を現行の1メガワット時当たり15.37ユーロから0.5ユーロに引き下げる。これは欧州連合(EU)で認められている電力税の最低水準となる。当初は2024~25年の2年間だが、財源が確保できれば28年まで3年間延長する。

厳しい国際競争にさらされているエネルギー集約型企業の約350社に対しては、既存の電力料金補助を増やすとともに、補助を5年間延長する。特に電力多消費型の約90社は、二酸化炭素(CO2)排出権取引で発生する間接的な排出関連コストも控除される。

産業向けの電力料金補助を巡っては、ハーベック副首相兼経済・気候保護相が支援の必要性を主張。これに対してリントナー財務相は、予算が膨大になることに加え市場原理をゆがめるとして反対し、連立政権内で意見が対立していた。[環境ニュース]


関連国・地域: ドイツ
関連業種: 電力・ガス・水道マクロ・統計・その他経済

その他記事

すべての文頭を開く

25年度予算案を可決 独下院、新規債務額は史上2番目(09/19)

メルセデス、バン生産をポーランドに移管へ(09/19)

独経済、第3四半期はわずかに成長か=連銀(09/19)

タイヤのコンチ、自動車部門がIPO(09/19)

独デンマーク間の海底トンネル、開通延期か(09/19)

化学ロモンタ、溶剤漏れ作業員死亡(09/19)

製造業の受注残、7月は0.1%減少(09/19)

ハンブルク空港、欠航・遅延多発か=数日間(09/19)

独首相「改革の秋」を強調 経済・防衛力強化へ=予算討論(09/18)

BMW、東部工場でEV「iX3」量産へ(09/18)

すべての文頭を開く

※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社NNAは一切の責任を負いません。

の記事は有料サービスご契約者様限定記事です。契約すると続きをお読みいただけます。契約されている方は、画面右側にある各種ログインからログインください。
無料トライアルはこちら
購読申し込みはこちら

NNAからのご案内

各種ログイン