英国の政府系投資機関ブリティッシュ・インターナショナル・インベストメント(BII、旧CDCグループ)は、ナイジェリアの最大都市ラゴスに新たに現地事務所を開設し、年末までに2億ドルを投資すると発表した。アフリカでは南アフリカやケニア、エジプトに続く4カ所目の事務所となり、西アフリカでの投資活動を管轄する。
ブルームバーグの取材に応じた現地事務所の代表ベンソン・アデヌガ氏は、「アフリカ全体で毎年10億ドルを投資する予定で、その多くはナイジェリアだ」と述べ、BIIとしてナイジェリアの経済開発に力を入れると強調した。
BIIは、ナイジェリア、ケニア、ウガンダの戦略的な場所でスマート技術を駆使した倉庫を建設する予定。収穫済みの穀物を長期保管することで、食糧の備蓄を拡大することを目指す。
ナイジェリアは英国の旧植民地で、今回の投資は、国連が掲げる持続可能な開発目標(SDGs)の目標2「飢餓をゼロに」や、目標8「働きがいも経済成長も」にも貢献するとしている。
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