連邦統計庁は10日、7月の消費者物価指数(CPI、改定値)が前年同月比1.7%上昇したと発表した。速報値から変化がなく、伸びは6月から横ばいだった。
主な押し上げ要因となったのはエネルギーと食品で、それぞれ4.4%、3%上昇。うち家庭用燃料は5.3%、自動車燃料は2.9%値上がりしている。一方、耐久消費財は、デスクトップパソコンやテレビの値下がりで0.3%の伸びにとどまっている。なお、エネルギーを除いたインフレ率は1.4%だった。
CPIは前月比では0.4%上昇。夏期休暇でパッケージツアー(14.9%)や航空券(8.7%)など旅行関連が値上がりした。自動車燃料は1.3%上昇。2カ月連続でわずかに値下がりしていたが、再び上昇に転じた。
欧州連合(EU)基準で見ると、7月のCPIは年率で1.9%上昇。2010年12月以降で初めて欧州中銀銀行(ECB)が目標とする2%を下回った。前月比では0.4%上昇している。
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