ドイツ連邦統計庁は30日、第3四半期(7~9月)の国内総生産(GDP、季節要因・稼働日数調整済みの速報値)が前期比0.1%縮小したと発表した。第2四半期のプラス0.1%からマイナスに転じた。金利上昇や家計支出の低迷が重しとなった。
項目別に見ると、投資を示す総固定資本形成が機械・機器の分野で堅調だった一方、家計最終消費支出が低迷し、全体を押し下げる要因となった。
GDPは前年同期比では0.8%縮小した。
中銀のドイツ連邦銀行は23日に発表した月報の中で、工業製品への外需の弱さや金利高騰に加えて、家計が貯蓄を優先し個人消費が伸びていないことを指摘した。
改定値は11月24日に発表される予定。
※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社NNAは一切の責任を負いません。