ドイツ政府は11日、今年の国内総生産(GDP)が0.4%縮小するとの見通しを示した。前回4月の見通しでは0.4%増を見込んでいたが、エネルギー価格高騰と世界経済の減速を受け、大幅に下方修正した。
政府は、国内経済は第3四半期(7~9月)に伸び悩むものの、「年明けには勢いを取り戻し、その後は大幅に伸びが加速する」と予想。主に個人消費が成長をけん引するとみている。
GDPは来年には1.3%のプラスに回復し、2025年には1.5%増に伸びが加速すると見込む。
インフレ率は、今年は6.1%に加速するものの、来年には2.6%へと大幅に減速し、25年には2%に落ち着くとみている。
国際通貨基金(IMF)は10日、ドイツの今年のGDP成長率がマイナス0.5%になるとの見通しを示していた。
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