Ifo経済研究所は14日、7月の自営業者の景況感指数(2015年=100、季節要因調整済み)がマイナス16.4ポイントになったと発表した。前月から3.8ポイント低下し、4カ月連続で悪化している。
業種別に見ると、卸売業は4.1ポイント下がり、マイナス27.8ポイント。小売業はマイナス24.3ポイント、建設業はマイナス24ポイントへそれぞれ低下した。製造業はマイナス22.9ポイントに下がった。製造業の需要減退は、IT(情報技術)や経営コンサルタントなどのビジネス関連サービスプロバイダーや、広告会社、市場調査会社に悪影響を及ぼした。
一方、サービス業は1.8ポイント下がったものの、0.9ポイントのプラス。サービス業は、今後数カ月の間に事業が悪化すると予想されており、現在の事業状況に対する満足度が低いことが示された。売上高は減少を続けており、自営業者は受注残が少ないと懸念を示している。
今回の自営業者の対象は、個人事業主と従業員9人未満の零細企業。
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