米国のバイデン大統領は10日、英国を訪問し、同国のスナク首相とウクライナへの支援などについて協議した。英国は、米国がウクライナへのクラスター弾供与を決めたことの妥当性を疑問視しているとされ、会談ではバイデン大統領がこの問題について説明したとみられている。バイデン氏はチャールズ国王とも面会し、気候変動問題について話し合った。
バイデン大統領とスナク首相の会談は、過去5カ月で5回目。バイデン氏は今回、11~12日にリトアニアで開かれる北大西洋条約機構(NATO)首脳会議(サミット)に向かう前に英国に立ち寄った。英首相官邸によると、両首脳は「ウクライナのパートナー各国が同国の長期的防衛を確約し、同国がロシアとの戦争に勝つために必要な支援を行う必要性」を確認した。会談はおよそ40分で終了したが、バイデン氏は「米英関係は盤石」と強調した。
バイデン氏はこの後、ロンドン近郊ウィンザー城でチャールズ国王と面会。気候変動対策への民間投資を拡大する方法などについて話し合った。面会には金融機関や慈善家から成る「気候ファイナンス・モビライゼーション・フォーラム」のメンバーや、英国のシャップス民間企業・エネルギー・産業戦略相と、米国のジョン・ケリー気候問題担当大統領特使も同席した。[環境ニュース]
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