スナク英首相は3日、訪英中のバーレーンのサルマン皇太子と会談し、両国間の新たな戦略的投資・協力パートナーシップ協定を締結した。その一環として、バーレーンは複数の投資会社を通じて英国に10億ポンド以上を投資することを約束した。
英国への投資は、バーレーンの政府系ファンド、マムタラカト(Mumtalakat)のほか、投資会社のインベストコープ(Investcorp)とオソール(Osool)・アセットマネジメント、投資銀行GFHフィナンシャル・グループを通じて行う。一方、英国はバーレーン経済の多様化を支援する。また、クリーン技術やビジネスサービス、製造業で両国間の協力強化を推進する。
スナク首相は協定について、「安全保障や防衛、貿易における両国の緊密な歴史的関係の新たな段階となる」と述べている。
英国は、バーレーンを含む湾岸協力会議(GCC)6カ国と自由貿易協定(FTA)の交渉を進めている。締結されれば、GCC諸国との貿易高は2021年の331億ポンドから15%以上拡大すると見込まれている。
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