• 印刷する

インフレ率、8.7%で横ばい コア指数は31年ぶり高水準=5月

英政府統計局(ONS)は21日、5月の消費者物価指数(CPI、2015年=100)が131.3ポイントとなり、前年同月比8.7%上昇したと発表した。減速するとの市場予想に反し、伸びは4月から横ばい。コアインフレ率は1992年3月以降で最高に達した。

全体を大きく押し上げたのは食品・非アルコール飲料で、18.3%上昇。伸びは前月から0.7ポイント減速した。住宅・水道・電気・ガス・その他燃料は12.1%伸び、外食・ホテルは10.3%上がった。家具・住宅設備は7.5%のプラス。衣料品・履物は7.1%、娯楽・文化は6.7%それぞれ値上がりした。

価格変動の激しいエネルギー・食品・アルコール飲料・たばこを除いたコアインフレ率は7.1%で、前月から0.3ポイント加速した。

住宅所有者の住宅関連コストを含む物価指標「CPIH」の上昇率は7.9%。カウンシルタックス(住民税)などを含み、年金や賃金交渉で参考にされる小売物価指数(RPI)は11.3%伸びた。ONSがRPIに代わる新指標として試験的に導入している「RPIX」は10.3%上昇している。

CPIは前月比では0.7%上昇。外食・ホテルは1%、食品・非アルコール飲料は0.9%それぞれ上がった。娯楽・文化は0.7%伸びている。


関連国・地域: 英国
関連業種: マクロ・統計・その他経済

その他記事

すべての文頭を開く

トランプ氏再選はチャンス? <独自取材>脱炭素事業へ影響は(12/05)

破綻の電動自転車ステラ、事業縮小で再出発(12/05)

イングランド鉄道3路線、来年に再国営化(12/05)

原発4カ所の運転期間延長=脱炭素化に必要(12/05)

英、カタールから10億ポンド=環境新興企業(12/05)

パナソニック英工場、再生エネで試運転開始(12/05)

英ジャンクフードCM禁止、対象食品発表(12/05)

ブラックフライデー消費増加 36億ポンド超=期間外は依然低調(12/04)

堀場製作所傘下の英社、AIモノリスと提携(12/04)

家電ベステル、英2社への戦略的投資発表(12/04)

すべての文頭を開く

※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社NNAは一切の責任を負いません。

の記事は有料サービスご契約者様限定記事です。契約すると続きをお読みいただけます。契約されている方は、画面右側にある各種ログインからログインください。
無料トライアルはこちら
購読申し込みはこちら

NNAからのご案内

各種ログイン