連邦統計庁が6月29日に発表した5月の小売売上高指数(2005年=100、季節調整済み)は98.6ポイントとなり、前月の改定値から0.3%下落した。また4月の数値も大きく下方修正されており、速報値では前月比0.6%増だったが改定値では0.2%のマイナスだった。ユーロ圏債務危機への不安が消費者の購買意欲にブレーキを掛けている。
前年同月比では実質1.1%下落。5月は1年前に比べ稼動日が2日少なかったことが影響している。品目別では、食品・飲料・たばこは0.1%のプラスだったが、非食品が1.7%減少した。非食品の内訳をみると、オンライン・通信販売が4.1%減と大きく落ち込んだほか、繊維・衣料品・履物・革製品と化粧品・医薬品がそれぞれ2.4%、2.2%縮小している。
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