ドイツ連邦統計庁は、第1四半期(1~3月)の国内総生産(GDP、季節要因・稼働日数調整済みの速報値)が前期比で横ばいだったと発表した。資本投資や輸出が堅調だった一方、家計と政府の支出減少で相殺された。
今回、2四半期連続でのマイナス成長となりリセッション(景気後退)入りが懸念されたが、回避された。2022年第4四半期は0.5%減少だった。
GDPは前年同期比では0.1%縮小した。
中銀のドイツ連邦銀行は先に発表した月報で、最新の経済データは3月時点の予想より良好に推移していると指摘。その上で、経済活動が回復に転じた可能性が高く、リセッション入りを回避するとの見通しを報告していた。
ドイツの第1四半期GDPの改定値は25日に発表される予定。
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