• 印刷する

独経済、リセッション回避へ 製造業の回復受け=連銀月報

中銀のドイツ連邦銀行は24日に発表した月報で、第1四半期(1~3月)の国内総生産(GDP)がやや拡大し、2四半期連続でマイナス成長となるリセッション(景気後退)入りを回避するとの見通しを示した。3月時点では前期に続くマイナス成長を見込んでいたが、製造業の回復を受け見通しを引き上げた。

第1四半期のドイツ経済は3月時点の予想より良好で、経済活動が回復に転じた可能性が高いという。連銀は、エネルギー価格の低下やサプライチェーン(供給網)問題の軽減などを背景に、鉱工業生産が予想より回復したと指摘。工業製品の受注も急増し、需要の落ち込みが底を打った可能性があるとしている。なお、2022年第4四半期のGDP成長率はマイナス0.4%だった。

インフレ率は、エネルギー価格の低下を受け、減速が続くと予想。高騰した食品やサービス部門でインフレが緩和するものの、基調的な物価上昇圧力は高止まりが続くとみる。

雇用については、労働市場の活性化が消費を支え、失業率は5月にやや低下すると予想している。


関連国・地域: ドイツ
関連業種: 金融マクロ・統計・その他経済

その他記事

すべての文頭を開く

経済刺激策、7月上旬までに 初の与党協議、60項目で合意(05/30)

RIC、独シーメンスと再生エネ推進で協業(05/30)

独、ウクライナの長距離兵器生産を支援(05/30)

ラインメタル、ノキアと独軍の通信網開発へ(05/30)

欧州北部の主要港、船舶が遅延=関税影響か(05/30)

自動車大手3社、関税緩和へ米と協議(05/30)

電力RWE、仮想蓄電池サービス開始(05/30)

がん治療薬開発のITM、2.6億ドル調達(05/30)

独NRW州首相、五輪招致へ構想提示(05/30)

独ケルヒャー、ルーマニアに工場新設(05/29)

すべての文頭を開く

※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社NNAは一切の責任を負いません。

の記事は有料サービスご契約者様限定記事です。契約すると続きをお読みいただけます。契約されている方は、画面右側にある各種ログインからログインください。
無料トライアルはこちら
購読申し込みはこちら

NNAからのご案内

各種ログイン