• 印刷する

独経済、リセッション回避へ 製造業の回復受け=連銀月報

中銀のドイツ連邦銀行は24日に発表した月報で、第1四半期(1~3月)の国内総生産(GDP)がやや拡大し、2四半期連続でマイナス成長となるリセッション(景気後退)入りを回避するとの見通しを示した。3月時点では前期に続くマイナス成長を見込んでいたが、製造業の回復を受け見通しを引き上げた。

第1四半期のドイツ経済は3月時点の予想より良好で、経済活動が回復に転じた可能性が高いという。連銀は、エネルギー価格の低下やサプライチェーン(供給網)問題の軽減などを背景に、鉱工業生産が予想より回復したと指摘。工業製品の受注も急増し、需要の落ち込みが底を打った可能性があるとしている。なお、2022年第4四半期のGDP成長率はマイナス0.4%だった。

インフレ率は、エネルギー価格の低下を受け、減速が続くと予想。高騰した食品やサービス部門でインフレが緩和するものの、基調的な物価上昇圧力は高止まりが続くとみる。

雇用については、労働市場の活性化が消費を支え、失業率は5月にやや低下すると予想している。


関連国・地域: ドイツ
関連業種: 金融マクロ・統計・その他経済

その他記事

すべての文頭を開く

独、200億ユーロの大幅減税 閣議決定、控除と児童手当を拡大(07/26)

シーメンスエナジー、大型水素電解槽を受注(07/26)

独政府、水素輸入戦略を閣議決定(07/26)

ボッシュ、480人削減=電動工具部門(07/26)

シェル、独製油所にグリーン水素電解槽(07/26)

医療AIディープシー、1300万ドル調達(07/26)

英独、共同防衛宣言に署名(07/26)

投資サービスのバンチ、1550万ドル調達(07/26)

不動産投資インファール、破産申請(07/25)

伊当局、米アマゾンから1.2億ユーロ押収(07/25)

すべての文頭を開く

※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社NNAは一切の責任を負いません。

の記事は有料サービスご契約者様限定記事です。契約すると続きをお読みいただけます。契約されている方は、画面右側にある各種ログインからログインください。
無料トライアルはこちら
購読申し込みはこちら

NNAからのご案内

各種ログイン