北アイルランド紛争終結のため1998年にベルファスト合意が結ばれてから、10日で25年が経った。米国のバイデン大統領は11日、周年記念行事に参加するため英領北アイルランドのベルファストを訪問する。英国のスナク首相はこれを出迎え、会談する予定だ。
スナク氏はベルファスト合意について、「英国とアイルランド両政府の連携によって誕生したもので、バイデン大統領の訪問から分かる通り、同盟国からの国際的な支持を受け続けている」と強調。その上で、「北アイルランドの繁栄や生活水準の向上に欠かせない経済成長の実現に向け、引き続き尽力する」と述べた。
米国はベルファスト合意の成立を支援し、その後も北アイルランドの経済成長で大きな役割を果たしている。過去10年間では北ア経済に15億ポンドを投じ、1万3,000人の雇用創出に寄与してきた。スナク氏はバイデン氏訪問の機会を活用し、長期的な投資につなげたい考えだ。
バイデン氏はアイルランドにルーツを持ち、今回の滞在では北アイルランドに加え、アイルランドも訪問する予定。
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