スコットランド行政府のスタージョン首相が先に、行政府首相およびスコットランド民族党(SNP)党首を辞任すると発表したことを受け、同行政府のフォーブス財務相やユーサフ保健相らが党首選に出馬すると表明した。一方、後任候補として名前が挙がっていたスウィニー副首相とロバートソン元SNP副党首は、出馬を否定している。
党首選には、フォーブス氏とユーサフ氏に加え、スコットランド行政府の地域安全担当閣外相を務めていたアッシュ・リーガン氏が名乗りを上げた。
フォーブス氏は、スコットランドと独立運動は「岐路に立たされている」と強調。出馬に当たり「独立を実現する有能なリーダーシップ」を約束した。同氏は2020年から財務相を務めている。
一方、ユーサフ氏は、「自分がその役職に最適だと思えば出馬しなければならない」と説明。トップには経験を積んだ人材が必要だとしている。同氏は11年にスコットランド議会議員に初当選し、閣外相も含めると10年の閣僚経験を持つ。
スタージョン氏が15日に辞意を表明したことを受け、SNPは翌16日、6週間以内に新党首を選出すると発表。24日まで候補者の立候補を受け付け、3月13~27日に党員による投票を行う。なお、出馬希望者は立候補までに、100人以上の推薦を集める必要がある。
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