英政府統計局(ONS)は20日、2022年12月の小売売上高(数量ベース、季節要因調整済み)が前月比1%減少したと発表した。11月のマイナス0.5%から落ち込みが加速した。物価高騰を受け、消費者は支出を切り詰めているようだ。
非食品を扱う店舗は2.1%縮小。うち非専門店は3.1%減少した。半面、家庭用品店は1.5%、繊維・衣料品・履物店は1%それぞれ伸びている。主に食品を扱う店は0.3%のマイナスだった。
オンライン・通信販売は0.3%減少。ガソリンスタンドは前月から横ばいだった。
小売売上高は前年同月比では5.8%縮小し、前月のマイナス5.7%から落ち込みがやや加速した。食品店は6.1%、非食品店は1.7%それぞれ減少。オンライン・通信販売は大きく17.4%減り、ガソリンスタンドは2%下向いた。
英国の12月のインフレ率は10.5%。食品価格の高騰は続いているものの、燃料価格が低下したことで、伸びは2カ月連続で減速した。
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