政府統計局(ONS)が8日発表した5月の生産者物価統計は、出荷価格指数が128.2ポイント(2005年=100、速報値)となり、前年同月比2.8%上昇した。4月の3.2%(改定値)から伸びが減速、2009年11月以来の低水準を示した。
たばこ・アルコール飲料は6.6%上昇。その他工業製品が3.4%伸びたほか、食品とコンピューター・電気機器・光学機器がいずれも3.3%値上がりした。石油製品は1.1%の伸びにとどまった。
出荷価格を前月比で見ると、全体で0.2%下落した。石油製品が3%落ち込んだほか、化学・医薬品が0.1低下した。
価格変動の激しい食品・飲料・たばこ・ガソリンを除いたコア出荷価格指数は、前年同期比で2.1%伸びたが、前月比では横ばい。
一方、仕入れ価格指数は170ポイントと、1年前から0.1%上昇。中でも、燃料(気候変動税含む)が7.1%伸びた。前月比では、原油が大きく落ち込んだことを受け、2.5%低下している。
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