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インフレ率、12月は10.5% 燃料価格低下で2カ月連続減速

英政府統計局(ONS)は18日、2022年12月の消費者物価指数(CPI、2015年=100)が127.2ポイントとなり、前年同月比10.5%上昇したと発表した。食品価格の高騰は続いているものの、燃料価格が低下したことで、伸びは2カ月連続で減速した。

全体を大きく押し上げたのは住宅・水道・電気・ガス・その他燃料で、26.6%上昇。前月から伸びは横ばいだった。食品・非アルコール飲料は16.8%拡大し、外食・ホテルは11.3%上がった。運輸は6.5%、家具・住宅設備は9.8%それぞれ上向いている。娯楽・文化は4.9%のプラスだった。

価格変動の激しいエネルギー・食品・アルコール飲料・たばこを除いたコアインフレ率は6.3%と、前月から横ばいだった。

住宅所有者の住宅関連コストを含む物価指標「CPIH」の上昇率は9.2%。カウンシルタックス(住民税)などを含み、年金や賃金交渉で参考にされる小売物価指数(RPI)は13.4%伸びた。ONSがRPIに代わる新指標として試験的に導入している「RPIX」は12.9%上昇した。

CPIは前月比では0.4%上昇。食品・非アルコール飲料は1.6%、外食・ホテルは0.9%それぞれ上がった。一方、アルコール飲料・たばこは1.1%低下。娯楽・文化は0.2%落ち込んだ。


関連国・地域: 英国
関連業種: マクロ・統計・その他経済

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