英産業連盟(CBI)が21日発表した6月の製造業の業況調査によれば、向こう3カ月の新規受注が「増える」と予想した企業は「減る」より7ポイント多く、5月のマイナス3ポイントから回復した。
CBIは5月23日~6月13日に459社を対象に調査を実施。それによると新規受注が「増えた」と回答した企業は「減った」企業より11ポイント少なかった。これは5月のマイナス17ポイントから改善しただけでなく、長期平均のマイナス17ポイントを大きく上回る。輸出向けの新規受注もマイナス4ポイントとなり、前月のマイナス12ポイントから回復に向かっている。
出荷価格については「引き上げる」が「引き下げる」を2ポイント上回り、昨年11月以来の低水準となった。また在庫量も適切とする企業が多い。
CBIの首席エコノミスト、イアン・マカファーティ氏は「企業は向こう3カ月に生産が持ち直すと見込んでいるが、拡大のペースは年初に比べるとやや鈍くなる」と指摘している。
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