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日英、「円滑化協定」に署名 自衛隊と英国軍の共同訓練推進へ

欧州を訪問中の岸田首相は11日、英国・ロンドンでスナク首相と会談した。両首相は、自衛隊と英国軍の共同訓練を巡る手続き簡素化などを取り決める「円滑化協定」に署名。日本の主要7カ国(G7)議長国としての役割や、ウクライナ支援の継続などについて協議した。

円滑化協定は、安全保障・防衛分野での協力強化に向け、日英部隊間の共同運用や演習に必要な手続きを改善する取り決め。相互の訪問などが円滑化されることで、より大規模で複雑な共同訓練が可能になるという。両国は2021年、円滑化協定を巡る正式交渉を開始し、昨年5月に原則合意していた。

スナク氏はこの協定について、インド太平洋での取り組みを強化し、経済安全保障に対する共同の努力を強調するものだと説明。防衛協力と、高度人材雇用を創出する技術革新を促進するとしている。

両首相はこのほか、日本やカナダが加盟し、英国も加盟を目指す「環太平洋パートナーシップに関する包括的および先進的な協定(CPTPP、通称TPP11)」を含めた貿易関係についても協議した。

岸田首相は、5月に広島で開かれるG7サミットに向け、参加国を歴訪している。先にはフランスとイタリアでそれぞれ、連携強化を確認。今後はカナダと米国を訪れる予定だ。


関連国・地域: 英国アジア
関連業種: 政治

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