ドイツ連邦経済技術省は7日、9月の鉱工業生産指数(2015年=100、稼働日数・季節要因調整済み)が97.8ポイントとなり、前月から0.6%上昇したと発表した。8月のマイナス1.2%(改定値)からプラスを回復。伸び幅は市場予想を上回った。
分野別では製造業が0.7%拡大。うち消費財は1.4%、資本財は1.1%それぞれ伸びた半面、中間財は0.1%落ち込んだ。エネルギーは1.7%増加。建設業は0.3%下向いた。
また、自動車・自動車部品は9.3%増加。一方、機械エンジニアリングは1.7%のマイナスだった。
鉱工業生産は、前年同月比(稼働日数調整済み)では2.6%拡大している。
同省は今回の結果について、プラスに復帰したものの、向こう数カ月の見通しは依然として悲観的と指摘。企業景況感は明らかに冷え込んでおり、需要の減退も顕著だと説明している。
※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社NNAは一切の責任を負いません。