• 印刷する

24日に立候補締め切り 与党党首選、候補者最大3人に

英国でトラス首相が辞任を表明したことを受け、後任を決める与党・保守党党首選が実施される。立候補希望者は、24日午後2時(現地時間)までに保守党の下院議員357人のうち100人以上の推薦を得る必要があるため、候補者は最大3人に絞られる格好だ。遅くとも28日には新党首が決定する見込み。

保守党議員委員会(1922年委員会)のブレイディー委員長は21日、立候補の受け付け開始を発表。24日の締め切り時点で推薦条件を満たす候補者が3人いれば、この日のうちに保守党議員の投票で2人に絞り込む。残った2人に対しては、28日まで一般党員を対象としたオンライン投票が実施され、同日に結果が発表される見通し。条件に適う候補者が1人であれば自動的に新党首が決まる。

21日時点で出馬表明者はいないが、スナク元財務相とモーダント下院院内総務、ジョンソン前首相の出馬が有力視され、保守党議員はそれぞれ支持の表明を開始。ラーブ前副首相兼法相らはスナク氏を支持している。一方、トラス内閣のリースモグ民間企業・エネルギー・産業戦略相とクラーク・レベリングアップ・住宅・コミュニティー相は、ジョンソン氏を支援すると報じられている。

市場調査会社オピニウム(Opinium)が21日に発表した世論調査では、スナク氏とモーダント氏が最終候補に残った場合、前者を支持すると答えたのは45%、後者は23%だった。一方、スナク氏とジョンソン氏の場合では前者が44%、後者が31%となった。


関連国・地域: 英国
関連業種: 政治

その他記事

すべての文頭を開く

英米貿易協定、不透明感拡大 トランプ関税に違法判決=米司法(05/30)

英、年金改革案発表=メガファンド設立構想(05/30)

国防省、サイバー分野に10億ポンド投資(05/30)

乗用車生産台数、4月は8.6%減少(05/30)

日本車の対欧輸出、4月はまだら模様(05/30)

英国最大のバイオエタノール施設が閉鎖危機(05/30)

渋滞税20%引き上げ提案 ロンドン交通局、26年から適用へ(05/29)

当局、水道テムズに1.2億ポンドの罰金命令(05/29)

スコットランド2空港、職員がスト決行も(05/29)

下院、終末期患者への「死の援助」法案可決(05/29)

すべての文頭を開く

※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社NNAは一切の責任を負いません。

の記事は有料サービスご契約者様限定記事です。契約すると続きをお読みいただけます。契約されている方は、画面右側にある各種ログインからログインください。
無料トライアルはこちら
購読申し込みはこちら

NNAからのご案内

各種ログイン