欧州経済研究センター(ZEW)は18日、10月のドイツの景気期待指数がマイナス59.2ポイントになったと発表した。前月から2.7ポイント上昇した。現況指数は9月を下回った。
景気期待指数は向こう6カ月間に国内経済が「改善する」と回答した割合から「悪化する」の割合を差し引いて算出する。今回の調査は10月10~17日に、アナリスト176人に見通しを尋ねた。現況指数はマイナス72.2ポイントと、前月から11.7ポイント下向いた。
ZEWのアヒム・ワンバッハ所長は、「全体として経済見通しは再び悪化した」とコメント。向こう6カ月で実質国内総生産(GDP)が減少する可能性が極めて高くなったと警鐘を鳴らしている。
なお、ユーロ圏の10月の景気期待指数はマイナス59.7ポイントと、前月から1ポイント改善。現況指数は11.7ポイント下がり、マイナス70.6ポイントとなった。
※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社NNAは一切の責任を負いません。