• 印刷する

EnBW、電力網安定へ蓄電システム導入

ドイツの総合電機大手シーメンスと米国の電力大手AESコーポレーションの合弁で、エネルギー貯蔵ソリューションを手がける米国のフルエンスは5日、ドイツのエネルギー大手EnBWと電力網の安定化に向け提携すると発表した。同社の送電子会社トランスネットBWに、容量250メガワットの蓄電システムを供給する。

蓄電システムは、トランスネットBWの大規模中継地点であるドイツ南部バーデンビュルテンベルク州のクプファーツェル(Kupferzell)に設置する計画で、2025年の完工を見込む。これにより、電力網の利用率が高まるほか、電力網の安定に向けた予防措置や拡充工事の必要がなくなり、コストを削減できるという。

フルエンスの欧州・中東・北アフリカ事業を率いるポール・マカスカー氏は、「極めて複雑なこのエネルギー貯蔵システムを、ドイツのエネルギー転換に必要な規模で提供することを楽しみにしている」とした上で、エネルギー危機が欧州に打撃を与え、ロシア産化石燃料への依存を断つ「リパワーEU」計画に基づき再生可能エネルギー開発が加速される中、「このプロジェクトの実施がこれまで以上に必要とされている」と語った。[環境ニュース]


関連国・地域: ドイツEU米国
関連業種: その他製造建設・不動産電力・ガス・水道マクロ・統計・その他経済

その他記事

すべての文頭を開く

独で6千億ユーロを投資 61社が連合、28年までに(07/22)

商用車ダイムラー、中国からの生産撤退も(07/22)

メルセデス、22万台リコール=タカタ製部品(07/22)

半導体FMC、マクデブルクで工場建設計画(07/22)

化学BASF、エクイノールとガス調達契約(07/22)

サウジACWA、欧州の再生エネ輸出強化(07/22)

粗鋼生産量、上半期は12%減少=鉄鋼連盟(07/22)

住宅建設許可、5月は5.3%減少(07/22)

メルツ首相「経済は好転」 大型減税アピール=夏の記者会見(07/21)

独MAN、バレンシアで電気バス84台受注(07/21)

すべての文頭を開く

※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社NNAは一切の責任を負いません。

の記事は有料サービスご契約者様限定記事です。契約すると続きをお読みいただけます。契約されている方は、画面右側にある各種ログインからログインください。
無料トライアルはこちら
購読申し込みはこちら

NNAからのご案内

各種ログイン