• 印刷する

EnBW、電力網安定へ蓄電システム導入

ドイツの総合電機大手シーメンスと米国の電力大手AESコーポレーションの合弁で、エネルギー貯蔵ソリューションを手がける米国のフルエンスは5日、ドイツのエネルギー大手EnBWと電力網の安定化に向け提携すると発表した。同社の送電子会社トランスネットBWに、容量250メガワットの蓄電システムを供給する。

蓄電システムは、トランスネットBWの大規模中継地点であるドイツ南部バーデンビュルテンベルク州のクプファーツェル(Kupferzell)に設置する計画で、2025年の完工を見込む。これにより、電力網の利用率が高まるほか、電力網の安定に向けた予防措置や拡充工事の必要がなくなり、コストを削減できるという。

フルエンスの欧州・中東・北アフリカ事業を率いるポール・マカスカー氏は、「極めて複雑なこのエネルギー貯蔵システムを、ドイツのエネルギー転換に必要な規模で提供することを楽しみにしている」とした上で、エネルギー危機が欧州に打撃を与え、ロシア産化石燃料への依存を断つ「リパワーEU」計画に基づき再生可能エネルギー開発が加速される中、「このプロジェクトの実施がこれまで以上に必要とされている」と語った。[環境ニュース]


関連国・地域: ドイツEU米国
関連業種: その他製造建設・不動産電力・ガス・水道マクロ・統計・その他経済

その他記事

すべての文頭を開く

アウルビス、ブルガリアのスラグ処理強化(12/01)

独への原油量、11月は5割増=カザフスタン(12/01)

【ここが知りたい!ドイツの環境・エネルギー政策】 トラックのCO2排出に課金=新アウトバーン料金制度(12/01)

電動キックボードの独ティア、人員2割削減(12/01)

10月小売売上高、1.1%増加(12/01)

不動産シグナ、破産申請 各地で建設停止、経営再建へ(11/30)

独インフレ率、11月は3.2%に減速=速報値(11/30)

韓国の鋼管メーカー、ポーランドに工場新設(11/30)

ウクライナ水力発電公社、水素生産を計画(11/30)

独、ウクライナ電力網に3億ユーロ支援(11/30)

すべての文頭を開く

※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社NNAは一切の責任を負いません。

の記事は有料サービスご契約者様限定記事です。契約すると続きをお読みいただけます。契約されている方は、画面右側にある各種ログインからログインください。
無料トライアルはこちら
購読申し込みはこちら

NNAからのご案内

各種ログイン