連邦経済技術省が8日発表した3月の鉱工業生産指数(2005年=100、季節調整済み)は113.8ポイントとなり、前月の改定値から2.8%上昇した。消費財をはじめほぼ全項目が好調で、市場予想を上回る伸びを示し、ドイツ経済がリセッション(景気後退)入りを回避できるとの期待が高まっている。
2月に寒波の影響で16.9%落ち込んだ建設は、30.7%増と大幅に拡大。製造業も1.5%伸びた。うち消費財と資本財はそれぞれ3%、2%増加。中間財も0.3%拡大している。
ブレの小さい2カ月ベースで見ると、2~3月の鉱工業生産は前の2カ月から1.7%増加した。
なお同省が先に発表した3月の製造業受注は、非ユーロ圏からの需要拡大により前月比0.9%拡大している。
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