英国のクワーテング財務相は9月23日に小規模な補正予算案を提出するもようだ。トラス首相が与党・保守党の党首選で公約した減税を実施するため。BBC電子版が15日伝えた。
同首相はかねて、減税と改革による経済成長の促進を公約している。政府は月内にこれに向けた補正予算案を公表するとしていたが、エリザベス女王の死去に伴う議会の休会を受け、実施が危ぶまれていた。
補正予算案では、ジョンソン前政権下で4月に実施された国民保険料引き上げの撤回や、エネルギー料金に上乗せされるグリーン賦課金の一時停止などが打ち出される見通し。また減税措置のほかに、先に公表した一般世帯向け電力・ガス料金の凍結案の費用も示される可能性がある。
なお、議会は22日に服喪期間を終え再開されるが、もともと23日から3週間は各党の党大会のため休会が予定されていた。政府は現在、この開始日の変更に加え、議会の休会期間を1週間短縮して10月17日に再開することを検討しているという。
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