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インフレ率、8月は9.9% 燃料価格下落で1年弱ぶりの減速

英政府統計局(ONS)は14日、8月の消費者物価指数(CPI、2015年=100)が123.1ポイントとなり、前年同月比9.9%上昇したと発表した。燃料価格の下落を背景に、過去40年超で最高となった7月の10.1%から伸びが縮小。2021年9月以降で初めて減速に転じた。

住宅・水道・電気・ガス・その他燃料は20%上昇し、最大の押し上げ要因となった。運輸は12%、食品・非アルコール飲料は13.1%それぞれ値上がりした。外食・ホテルは8.7%伸び、娯楽・文化は5.3%のプラス。家具・住宅設備は10.1%上がった。

価格変動の激しいエネルギー・食品・アルコール飲料・たばこを除いたコアインフレ率は6.3%と、前月の6.2%からわずかに加速した。

住宅所有者の住宅関連コストを含む物価指標「CPIH」の上昇率は8.6%。カウンシルタックス(住民税)などを含み、年金や賃金交渉で参考にされる小売物価指数(RPI)は12.3%伸びた。ONSがRPIに代わる新指標として試験的に導入している「RPIX」は12.2%上昇した。

CPIは前月比では0.5%上昇。食品・非アルコール飲料は1.5%伸び、外食・ホテルは1%上がった。娯楽・文化は0.9%、家具・住宅設備は1.3%それぞれ値上がりした。半面、運輸は1.3%低下。通信は0.7%のマイナスだった。


関連国・地域: 英国
関連業種: マクロ・統計・その他経済

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