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インフレ率、7月は10.1% 過去40年超で初の2桁台

英政府統計局(ONS)は17日、7月の消費者物価指数(CPI、2015年=100)が122.5ポイントとなり、前年同月比10.1%上昇したと発表した。エネルギーや食品価格の高騰を背景に、6月の9.4%から伸びが加速。上昇幅は市場予測を上回り、1982年2月以降で初めて2桁台に達した。

住宅・水道・電気・ガス・その他燃料は20%上昇し、最大の押し上げ要因となった。運輸は14.8%、食品・非アルコール飲料は12.6%それぞれ値上がりした。外食・ホテルは8.9%伸び、娯楽・文化は5.6%のプラス。家具・住宅設備は10.1%上がった。

価格変動の激しいエネルギー・食品・アルコール飲料・たばこを除いたコアインフレ率は6.2%と、前月の5.8%から加速した。

住宅所有者の住宅関連コストを含む物価指標「CPIH」の上昇率は8.8%。カウンシルタックス(住民税)などを含み、年金や賃金交渉で参考にされる小売物価指数(RPI)は12.3%伸びた。ONSがRPIに代わる新指標として試験的に導入している「RPIX」は12.3%上昇した。

CPIは前月比では0.6%上昇。食品・非アルコール飲料は2.2%伸び、運輸は1.7%上がった。外食・ホテルは0.9%、住宅・水道・電気・ガス・その他燃料は0.5%それぞれ値上がりした。半面、衣料品・履物は1.6%下落した。


関連国・地域: 英国
関連業種: マクロ・統計・その他経済

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