市場調査会社GfKは28日、ドイツの7月の消費者信頼感指数がマイナス27.4ポイント(予測値)になったと発表した。前月のマイナス26.2ポイント(改定値)から悪化し、1991年の統計開始以降で最低となった。
GfKは毎月、消費者約2,000人を対象にアンケートを実施。主に「収入の見込み」と「購買意欲」の二つの指数から信頼感指数を算出する。他に「景気見通し」についても尋ねている。
6月の詳報を見ると、「収入の見込み」は前月から9.8ポイント下がってマイナス33.5ポイントとなり、2002年12月以来の低水準となった。「購買意欲」はマイナス13.7ポイントと、2.6ポイント低下。「景気見通し」は2.4ポイント落ち込み、マイナス11.7ポイントとなった。
GfKは今回の結果について、「ウクライナ危機の継続とサプライチェーン(調達・供給網)の混乱を背景としたエネルギーや食料品の価格高騰により、消費者心理はこれまでで最も悪化している」と説明した。
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