• 印刷する

インフレ率、5月は9.1% エネルギー高騰でG7最高水準

英政府統計局(ONS)は22日、5月の消費者物価指数(CPI、2015年=100)が120.8ポイントとなり、前年同月比9.1%上昇したと発表した。エネルギー価格の高騰が続き、4月の9%からわずかに加速。1982年3月以降で最高を記録し、主要7カ国(G7)でも最高水準となった。

住宅・水道・電気・ガス・その他燃料は19.4%上昇し、最大の押し上げ要因となった。運輸は13.8%、食品・非アルコール飲料は8.6%それぞれ上がった。外食・ホテルは7.6%伸び、家具・住宅設備は10.8%のプラス。娯楽・文化は5%値上がりした。

価格変動の激しいエネルギー・食品・アルコール飲料・たばこを除いたコアインフレ率は5.9%と、前月の6.2%から減速した。

住宅所有者の住宅関連コストを含む物価指標「CPIH」の上昇率は7.9%。カウンシルタックス(住民税)などを含み、年金や賃金交渉で参考にされる小売物価指数(RPI)は11.7%伸びた。ONSがRPIに代わる新指標として試験的に導入している「RPIX」は11.8%上昇した。

CPIは前月比では0.7%上昇。食品・非アルコール飲料は1.5%、外食・ホテルは0.9%それぞれ上がり、運輸は0.6%のプラスだった。家具・住宅設備と衣料品・履物は共に1.1%値上がりしている。半面、保健は0.6%低下した。


関連国・地域: 英国
関連業種: マクロ・統計・その他経済

その他記事

すべての文頭を開く

英、35年EV移行目標を維持 EUのICE車販売禁止は延期か(12/16)

イングランド医師、17日から5日間スト決行(12/16)

高技能ビザ労働者、予想上回る財政貢献(12/16)

CBI、来年の経済成長見通しを上方修正(12/16)

石油ハーバー、ウォルドーフの子会社買収(12/16)

低賃金職種の賃上げ率、10月は鈍化=調査(12/16)

住宅の希望売却価格、12月は1.8%低下(12/16)

貿易収支、10月は赤字縮小(12/16)

クリスマス支出、3.5%増加 最優先は食品・飲料=PwC予測(12/15)

<独自>洋上風力、26年の展望は 自然エネ財団政策局長に聞く(12/15)

すべての文頭を開く

※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社NNAは一切の責任を負いません。

の記事は有料サービスご契約者様限定記事です。契約すると続きをお読みいただけます。契約されている方は、画面右側にある各種ログインからログインください。
無料トライアルはこちら
購読申し込みはこちら

NNAからのご案内

各種ログイン