２月の輸出高、予想に反し1.6％拡大

連邦統計庁が10日発表した２月の貿易統計は、輸出高（稼動日数・季節要因調整済み）が910億ユーロとなり前月比1.6％増加した。ユーロ圏債務危機の影響が懸念されたものの、外需は依然として好調で、市場予想に反しプラスを確保した。

輸入高は3.9％増の774億ユーロ。このため貿易黒字は前月の151億ユーロから136億ユーロに縮小している。

稼動日数・季節要因調整前の数値を１年前と比べると、輸出高は8.6％のプラス。欧州連合（ＥＵ）域外向けが13.4％拡大して貢献した。ＥＵ域内向けは5.4％増加。うちユーロ圏内は3.3％増にとどまったが、ユーロ圏外が9.7％伸びている。輸入高は全体で6.1％拡大している。