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上限価格3カ月ごとに見直しへ 英監督機関、エネルギー高騰受け

英国のエネルギー業界の監督機関Ofgemは16日、家庭の電力・ガス料金の上限見直しの頻度を現行の半年に1回から3カ月に1回に改定する計画を提案した。世界的なエネルギー価格の高騰を受け、より正確に市況を上限に反映する必要が生じているため。Ofgemはこれに向けた意見公募手続きを開始しており、10月から実行に移したい考えだ。

Ofgemのジョナサン・ブレアリー最高経営責任者(CEO)は「公正かつ強靭(きょうじん)なエネルギー市場を保障することで、消費者を保護することを最優先する」と説明。現行の市場価格がより頻繁に規制に反映されれば、消費者は公正な価格を支払うことが可能になるほか、エネルギー供給会社の倒産リスクを軽減することができるとした。

英国では昨年、天然ガスの卸売価格の高騰で、仕入れ価格が販売価格を上回る状況が続き、中小エネルギー企業が相次いで破綻した。破綻したエネルギー企業の顧客は、自動的に他社が引き受ける制度となっているが、引受先企業の料金が従来の契約より割高になる可能性がある。Ofgemはこうした経験を踏まえ、正当な上限価格の設定が必要と訴えた。

英国では現在、電力・ガス料金の上限は、毎年4月と10月に改定される。今年4月の改定では、標準的な世帯が年間に支払う電力・ガスの合計料金の上限が大きく54%引き上げられた。政府は2月、エネルギー料金高騰による家計への打撃を緩和するため、総額91億ポンドの支援策を発表している。


関連国・地域: 英国
関連業種: 電力・ガス・水道マクロ・統計・その他経済

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