欧州経済研究センター(ZEW)は18日、1月のドイツの景気期待指数が51.7ポイントになったと発表した。前月から大きく21.8ポイント上昇。一方、現況指数は3カ月連続で悪化している。
景気期待指数は向こう6カ月間に国内経済が「改善する」と回答した割合から「悪化する」の割合を差し引いて算出する。今回の調査は1月10日~17日に、アナリスト178人に見通しを尋ねた。現況指数はマイナス10.2ポイントと、前月から2.8ポイント低下した。
ZEWのアヒム・ワンバッハ所長は、ドイツ経済は「2021年第4四半期(10~12月)の低迷期からの回復軌道に乗っている」とコメント。これは、新型コロナウイルスの感染率が初夏までに大幅に低下すると想定されていることが要因という。また、特に個人消費関連や輸出部門で状況が大きく改善すると期待されていると説明した。
なお、ユーロ圏の1月の景気期待指数は49.4ポイントと、前月から22.6ポイント上昇。現況指数は3.9ポイント下がり、マイナス6.2ポイントとなった。
※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社NNAは一切の責任を負いません。