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SPD、閣僚候補8人を公表 初の女性内相など半数女性

次期首相に就任する予定の中道左派・社会民主党(SPD)のショルツ財務相は6日、同党の閣僚候補者8人の顔ぶれを公表した。新型コロナウイルス対策に当たる保健相には、国民に人気の高い伝染病専門家のカール・ローダーバッハ氏を起用。また、SPDのヘッセン州支部を率いるナンシー・フェーザー州議会議員を内相に起用するなど、候補者8人のうち4人を女性が占めている。

同国で女性が内相を務めるのは初めてで、知名度の高くないフェ―ザー氏の起用は予想外の人事となる。同氏は指名後の演説で、極右の過激派対策に注力する方針を示した。一方、内相への就任が予想されていたクリスティーネ・ランブレヒト法務・消費者保護相は、国防相に指名された。

このほか女性閣僚としては、クララ・ゲイウィッツ副党首が新設ポストの建設・住宅相に、スベンヤ・シュルツェ環境・原子力安全相が経済協力・開発相に、それぞれ就任する予定。

フベルトゥス・ハイル労働・社会相は留任する。ショルツ氏の側近であるウォルフガング・シュミット氏は首相補佐官に就く予定。

ショルツ氏は次期首相として、SPDと環境政党・緑の党、リベラル派の自由民主党(FDP)の3党連立政権を率いる。閣僚数は首相を含めて17人で、うち8人を女性が占める見通し。緑の党のベーアボック共同党首はドイツ初の女性外相に、FDPのリントナー党首は財務相にそれぞれ就任すると見込まれている。

ショルツ新政権は、8日に連邦議会での首相信任投票と宣誓式を経て正式に発足する。


関連国・地域: ドイツ
関連業種: 政治

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