ドイツの連邦議会は3日、中道左派・社会民主党(SPD)のショルツ財務相の首相信任投票と宣誓式を8日に行うと発表した。これにより新たな連立政権が発足し、16年間にわたるメルケル政権に終止符が打たれる。
ショルツ氏の首相選出が承認された場合、当日正午ごろに宣誓式が行われる予定。式自体は約10分ほどで終了するという。
メルケル首相はかねて、第1党のSPDが主導して連立政権を樹立すれば「安心して眠れる」と述べるなど、ショルツ氏の支持を表明。10月にイタリア・ローマで開催された臨時の主要20カ国・地域(G20)首脳会議(サミット)にもショルツ氏を参加させ、バイデン米大統領といった各国首脳との二国間協議にも同席させていた。
SPDは11月下旬、環境政党・緑の党、リベラル派の自由民主党(FDP)との連立協定で合意。新政権は、気候変動対策や福祉政策に力を入れる方針だ。
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