英政府は10月28日、新型コロナウイルス対策としてイングランドへの渡航が制限される国・地域の「赤」リストから、現在対象となっている7カ国すべてを除外すると発表した。11月1日午前4時から適用される。これにより、イングランド入国に際し、政府指定の宿泊施設で10日間の自主隔離を求められる渡航者はいなくなる。
現在「赤」リストの対象となっているのはコロンビア、ドミニカ共和国、エクアドル、ハイチ、パナマ、ペルー、ベネズエラの7カ国。
英政府は、「赤」リスト制度自体は存続させ、3週間ごとに各国の感染リスクを見直し、必要であればリストを更新するとしている。
ジャビド保健・社会福祉相は、同リストは「英国の国境を守る要」と指摘。次回のリスト更新に備え、自主隔離用の政府指定の宿泊施設はいつでも利用できる状態にしておくと説明した。
なお、スコットランドとウェールズ、北アイルランドの各自治政府も、イングランドでの決定を受け、同様の措置を取ると明らかにした。
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