英国で4日、新型コロナウイルス対策として導入されていた渡航先の国・地域の感染リスク分類が簡素化され、「赤」リストとそれ以外のみとなった。これまでは「赤」「アンバー(黄)」「緑」の3段階だった。「赤」リストに含まれない国・地域から入国する場合、ワクチン接種完了者は自主隔離と、入国前および入国後8日目の検査が免除され、入国後2日目の検査のみ求められる。
「赤」リストに指定されていない国・地域は、日本やアラブ首長国連邦(UAE)、カナダなどを含む50カ国・地域に上る。
シャップス運輸相は「人々の健康を守ることが優先事項であることに変わりはないが、10人中8人以上がワクチン接種を完了している現状を踏まえ、感染検査コストの低減と観光・航空産業の回復を助けるための措置を取った」と説明した。
なお10月後半からは、ワクチン接種を終えた人は入国後2日目の検査を現在のPCR検査よりも安価なラテラルフロー検査で代替できる。政府は具体的な日付をまだ発表していないが、イングランドの学校の秋の短期休暇明けに間に合わせる方向で調整しているという。
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