• 印刷する

今年は0.1%のマイナス成長か=NIESR

シンクタンクの国立経済社会研究所(NIESR)は3日、英国経済は今年上半期中にリセッション(景気後退)入りし、国内総生産(GDP)は通年で0.1%縮小するとの見通しを発表した。NIESRは政府に対し、経済成長を促すため財政支出の削減を一時的に抑えるよう求めている。

マイナス成長に陥る理由として、個人消費の落ち込みが続く上、内外の需要の先行きが不透明なため企業も投資を控える点を挙げ、短期的には経済状況が好転する見込みはないと指摘する。ただしユーロ圏の債務危機が解決すれば、2013年には2.3%のプラス成長に転じると予想している。

国内の物価上昇圧力は急速に減速し、インフレ率は年内に2.2%まで低下して、2013年には1.4%になるとみている。一方で失業率は高止まりとなり、昨年11月までの3カ月間の8.4%が今年は9%程度に上昇し、2014年に入っても約7%までしか低下しないという。

なお世界経済については、今年は中国とインドにけん引されて3.5%拡大し、2013年は成長率が4%に達すると予想。米国経済も今年は2%のプラス成長となるとみている。


関連国・地域: 英国アジア米国
関連業種: マクロ・統計・その他経済雇用・労務

その他記事

すべての文頭を開く

英米貿易協定、不透明感拡大 トランプ関税に違法判決=米司法(05/30)

英、年金改革案発表=メガファンド設立構想(05/30)

国防省、サイバー分野に10億ポンド投資(05/30)

乗用車生産台数、4月は8.6%減少(05/30)

日本車の対欧輸出、4月はまだら模様(05/30)

英国最大のバイオエタノール施設が閉鎖危機(05/30)

渋滞税20%引き上げ提案 ロンドン交通局、26年から適用へ(05/29)

当局、水道テムズに1.2億ポンドの罰金命令(05/29)

スコットランド2空港、職員がスト決行も(05/29)

下院、終末期患者への「死の援助」法案可決(05/29)

すべての文頭を開く

※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社NNAは一切の責任を負いません。

の記事は有料サービスご契約者様限定記事です。契約すると続きをお読みいただけます。契約されている方は、画面右側にある各種ログインからログインください。
無料トライアルはこちら
購読申し込みはこちら

NNAからのご案内

各種ログイン