英豪資源大手BHPは17日、英国とオーストラリアでの二元上場を廃止し、オーストラリアに一本化する計画を発表した。組織構造の簡素化で、より効率的かつ柔軟に成長を続けるとしている。
BHPは2001年、英ビリトンと豪BHPの統合で生まれ、英法人がロンドン証券取引所(LSE)に、豪法人がオーストラリア証券取引所(ASX)にそれぞれ上場している。今回の計画では、これを豪法人に一本化し、ASXで第一上場、LSEとヨハネスブルク証券取引所(JSE)、ニューヨーク証券取引所(NYSE)で副次上場する。
BHPはロンドンで上場する最大の資源会社で、LSEの主要指数であるFTSE100種指数の主要構成企業。英法人の株主は、持ち株1株につき、豪法人の株式1株を取得する。BHPはこの計画について、取締役会の最終承認を経て、来年6月までに株主総会決議にかける見通し。
なお、同社は併せて、石油・ガス事業を豪石油大手ウッドサイド・ペトロリアムと合併させることで合意したと明らかにしている。
※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社NNAは一切の責任を負いません。