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与党CDU、選挙戦を始動 SNS主軸のデジタル戦に

ドイツの中道右派与党・キリスト教民主同盟(CDU)は6日、9月26日の総選挙に向けた選挙戦を正式に開始した。「共にドイツを築こう」をスローガンに、ソーシャルメディアを主な舞台としたデジタル戦となる見通しだ。

同党のポール・ツィミアク書記長は選挙戦について、「これまでで最もデジタルな選挙キャンペーンとなる」と説明。また、今回の選挙では郵便投票の果たす役割が大きいとし、「郵便投票が始まれば、毎日が選挙キャンペーンだ」と強調している。

ただ、新型コロナウイルス対策に配慮しながら伝統的な有権者宅訪問も実施する予定。また、CDUの首相候補に選出されているラシェット党首は現在、姉妹政党キリスト教社会同盟(CSU)のゼーダー党首と共に、全国遊説を行っている。

CDU・CSUは先に公表したマニフェストで、増税を行わないと公約。旧東ドイツ地域の経済開発支援のため東西統一後に導入された「連帯税」も廃止し、低・中所得世帯や子供のいる世帯の税負担を軽減するとしている。このほか、新たな借り入れを国内総生産(GDP)のわずかな割合に制限する「債務ブレーキ」の維持や、経済成長と両立する形での気候変動対策を約束している。


関連国・地域: ドイツ
関連業種: IT・通信マクロ・統計・その他経済政治

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