イングランドで12日、新型コロナウイルス対策として導入されているロックダウン(都市封鎖)の一部が緩和され、生活必需品以外を扱う小売店や飲食店の屋外席、理美容室、ジムなどの営業が再開された。日付が変わると同時にパブでビールを飲み始める人や、早めに開店した美容室で髪を切る人、洋服を買いに店先に並ぶ人など、3カ月ぶりの営業再開で街はにぎわっている。
動物園や遊園地など屋外の娯楽施設も営業再開が許可されたほか、図書館やコミュニティーセンターも開館できるようになった。ジョンソン首相は、規制緩和は「自由へのロードマップの大きな一歩」であると喜びを示しつつ、各自が責任を持って行動するよう呼び掛けた。
次の規制緩和は5月17日以降に予定されている。屋外では30人を上限に集まれるようになるほか、屋内でも最大6人・2世帯を上限に交流できるようになる。飲食店の屋内席や、映画館、劇場、ホテル・民宿などの営業も認められる。スポーツ競技場も定員を制限した上で再開できる。
また英政府は、5月17日に不要不急の海外渡航を解禁できるかについて、5月上旬までに判断を示すとしている。解禁後も帰国者への新型コロナウイルスの感染検査義務は継続される見通し。
※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社NNAは一切の責任を負いません。