• 印刷する

ナワリヌイ氏、健康状態悪化で手足まひも

ロシアで収監中の反体制派ナワリヌイ氏(44)の体調が悪化し、手足の感覚がまひし始めている。同氏は脊椎ヘルニアを患っており、背中と足の激しい痛みを和らげるための適切な治療を求め、3月末からハンガーストライキに入っている。弁護士の話を元に、BBC電子版が8日伝えた。

7日にナワリヌイ氏と面会した弁護士は、「同氏は自分で歩けるものの、歩くと痛みを感じるという。手足がまひし始めており、症状が悪化していることは確かだ」とツイッターに投稿した。

ナワリヌイ氏はヘルニアの適切な治療を受けられていないとして、ハンストを決行。刑務所側は、必要な医療的援助はすべて提供していると主張している。ナワリヌイ氏によると、看守はハンストを妨害しようと、近くで鶏肉を焼いたり、同氏の服のポケットにお菓子を入れるなどしたという。

ナワリヌイ氏は数日前に、せきや高熱などの症状を訴え、刑務所の療養棟に移された。同氏の弁護士によると、療養棟には医師ではない医療スタッフが1人いるだけだという。

同氏は2月、過去に詐欺罪で受けた有罪判決の執行猶予が取り消され、懲役3年6月の実刑判決を受けた。実際の服役期間は自宅軟禁されていた期間を差し引いた2年半。


関連国・地域: ロシア
関連業種: 政治

その他記事

すべての文頭を開く

ロシア、日本企業幹部ら13人の入国禁止(07/25)

EU外相会合、ハンガリーで開催せず(07/24)

中欧2カ国、EUに調停要請=石油供給停止(07/24)

リトアニア、クラスター弾禁止条約離脱へ(07/22)

バルト3国、ベラルーシ登録車を入国禁止(07/19)

ロシア2大都市結ぶ高速道路、全線開通(07/18)

平和サミット、11月に再開催も=ウクライナ(07/17)

【ロシアはこう読め】ロシアの生き残りを左右するインドの出方(07/17)

露、独ラインメタルCEOの暗殺計画か(07/15)

ロシア議会、増税案を可決=軍事費確保(07/12)

すべての文頭を開く

※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社NNAは一切の責任を負いません。

の記事は有料サービスご契約者様限定記事です。契約すると続きをお読みいただけます。契約されている方は、画面右側にある各種ログインからログインください。
無料トライアルはこちら
購読申し込みはこちら

NNAからのご案内

各種ログイン