英国のスナク財務相は5日、新型コロナウイルスの感染急拡大を受け、全国的に導入されたロックダウン(都市封鎖)による打撃が深刻な事業向けに総額46億ポンドの追加支援を行うと発表した。春までの事業存続と雇用維持が目的。対象には、小売りやホスピタリティー、娯楽業界が含まれる。
政府は今回、支援対象となる各店舗・施設向けに最大9,000ポンドの一時金を給付する。対象店舗・施設は60万軒以上に達する見通しで、同支援には計40億ポンドが振り向けられる。政府は併せて各地方自治体を通じ、対象産業以外の零細企業向けの助成基金に5億9,400万ポンドを注入する。この基金は1社当たり最大3,000ポンドの助成金給付や賃金保障などに活用される。
英政府は4日、イングランドで警戒レベルの最高水準である「自宅待機(ティア4)」の対象地域を全域に拡大するとともに、規制を厳格化した。
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