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ジョンソン首相、感染者と接触で自主隔離

ジョンソン首相は16日、新型コロナウイルス感染者と接触したため、14日間にわたり自主隔離すると明らかにした。症状はなく体調は良好で、隔離中も公務は続けるとしている。同首相は、最側近である上級顧問のドミニク・カミングス氏が13日に急きょ、首相官邸を去ったことを受け、組織の立て直しと新政策の発表準備に着手したばかりだった。

BBC電子版によると、同首相は12日に与党・保守党のリー・アンダーソン下院議員と約35分にわたり会談。同議員はその後に新型コロナウイルス感染症の症状が出たため検査を受け、陽性反応が出た。この結果、国民医療制度(NHS)の接触追跡システムを通じ、同首相およびこの会談に同席した他の5人の議員が自主隔離を求められたという。

ジョンソン首相は、同議員との会談では社会的距離を保っていたとしている。また、同首相は4月に同感染症で入院しており、専門家の間では再感染の確立は低いとみられているものの、一度、感染した人がどの程度の免疫を獲得するかは医学的にまだ明らかにされていない。このため、同首相もルール上は隔離を求められる。

同首相周辺では、年内に辞任するとされていたカミングス上級顧問が首相官邸内での権力闘争を受け、13日に官邸を後にした。同氏は、年内は自宅から新型コロナウイルスの大規模検査などのプロジェクトを手掛けるものの、首相官邸は体制立て直しを求められている。保守党の一部議員からは、これをジョンソン政権の再出発の機会とするよう求める声もある。また、政府は近く一連の新たな重要政策を発表する予定。


関連国・地域: 英国
関連業種: 医療・医薬品政治

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